牛乳だけではカルシウム不足に
牛乳ばかりたくさん飲んでも、骨のじょうぶな子供には育たないという
研究論文が7日、米医学誌ペディアトリックスの3月号に掲載されました。
(CNN 3月9日付)
乳製品以外にもカルシウムの多く含まれる食事をバランスよくとり、
適度に運動することが重要だという。
●牛乳だけでなく他の食品からカルシウム摂取
「責任ある医療を求める医師会(PCRM)」は、
カルシウム摂取と骨の強度の関係を調べた37の研究内容をまとめました。
27の研究が、牛乳を飲む量を増やしても骨の強化にはつながらないと結論。
PCRMのエイミー・ラヌー会長は
「乳製品の摂取量を増やせば、子供や若者の骨の石灰化が進むと主張するような
栄養ガイドラインは、現存データに裏付けされていない」と。
PCRMの報告は、牛乳1カップと同量のカルシウム摂取源としてほかに、
カルシウム強化オレンジジュース1カップ、ゆでたケールまたはカブラ菜1カップ、
インスタントのオートミール2パック、豆腐2/3カップ、ブロッコリー1カップと2/3、
など、多種多様な食品からカルシウムを摂取するよう提唱しています。
カルシウムの摂取量を増やすよりも、適度な運動を続ける方が、
じょうぶな骨づくりには効果的だと指摘しています。
米政府は、1日あたりのカルシウム推奨摂取量を徐々に増やし、
800―1300ミリグラムを主に乳製品から摂取するよう勧めてきました。
乳製品の摂取量は、米国児童の肥満増加とも関係しているとされている。
子供の食事に、乳製品はエネルギー摂取量の18%、脂肪摂取量の25%を
占めています。
●骨づくりに運動も大切
ウィスコンシン大学マディソン校のフランク・グリーア教授は、
「児童の健康な骨づくりの理想的な方法は、しっかり運動することと
1日最大1300ミリグラムのカルシウムを摂取すること」と指摘。
乳製品の過剰摂取だけでは骨の強化につながらないとする一方で、
最も簡単なカルシウム摂取法はやはり乳製品なので、
ビタミンDも豊富な低脂肪の乳製品を勧めています。
子供の時に骨づくりをしっかりしておくことが、
成人になった時の体力レベルに重要になってきます。
子供の骨づくりに最も効果のある運動法やカルシウム摂取法について、
日本人にあった基準を作る必要があるでしょう。


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